希峰の水 銀河を知れば知る程に、とある疑問が浮かびます。
「果たして、銀河以上の飲用ラジウム水は存在するのだろうか?」
それをどうしても確認したく、自腹を切って日本はもとより
外国へも飛び立つ事にしました。
バートガシュタインで
Hier kann man eine Flasche vom trinkbaren Radium-Wasser bekommen?
(こちらでは飲用の瓶入りラジウム水を手に入れる事は出来ますか?)
と聞いて回ったのも今では良い思い出です。
ここに紹介するラジウム温泉は、実際に温泉ソムリエ&温泉保養士の
永友征司(銀河代表社員)が入浴し飲泉したところです。
長崎県南島原市からの所要時間と、大体の旅行金額も皆様にお知らせします。
現地へ行かれる際、皆様の参考になれば幸いです。
質問などありましたら、答えられる範囲内でお答えします。
メールにてお問い合わせ下さい。
温泉に関しての記述は全て個人的感想です。
飲泉した場所に関しては味の感想と、成分表も明記しております。
今後も各地のラジウム泉を訪ね、紹介内容を少しずつ増やす事を考えております。



【豆知識】
74ベクレル以上のラジウムを含有したものがラジウム温泉。
111ベクレル以上のラジウム含有量になると「ラジウム療養泉」になります。
とても希少な泉質で、日本に約3000ある温泉地の中でも、ラジウム温泉があるのは4%程度です。
海外では、入浴とともに飲泉して療養するのが一般的で、ホルミシス効果が有るとされています。
《入浴での適応症》高尿酸結晶(痛風)、関節リウマチ、強直性脊椎炎
《成分別作用:ラドン》入浴、飲泉、湯気の吸入をする事により効果を得、細胞、特に免疫細胞の活性が高まる。
鎮痛作用が強く、リウマチや関節痛、スポーツ後の筋肉メンテナンスに非常に有効。
鎮静作用もあり、自律神経失調症、更年期障害、冷え性などにも効果的。

ガスタイナー・ハイルシュトレン(オーストリア国バート・ガシュタイン)

※全ての旅程は、東京都渋谷区の「空の旅」様に手配していただきました。
※ガスタイナーの予約そのものは、永友が現地にて行っております。
長崎からの所要時間:約30〜40時間程度
旅行費用(施設利用料除く):8泊9日(機中泊含む)で20〜40万円
施設利用料:一回につき67ユーロ(一回一時間)要予約(メールで予約可能)
施設までの費用:バート・ガシュタイン駅よりタクシーで20ユーロ程度。バスで4ユーロ程度。
風呂の種類:ラドン坑道浴(坑道を利用したサウナ)
持参する物:入浴する際に必要な物は、1階クロークにて全てレンタル可能(5.5ユーロ)
特徴:ペインコントロール(痛みの緩和)を主としている治療施設。難病治療は目的外です。
注意点など:施設には日本語パンフレットがありますが、スタッフに日本語を話せる人はいません。
入浴前に現地人医師により簡単な問診があり、その時の体調によっては入浴を断られます。
ガン、高血圧、その他悪質な病気、病状を抱える方。そして閉所恐怖症の方も、問診により入浴を断られます。
入浴開始の30分前から、施設1階のミーティングルームで「ドイツ語&英語」での説明があります。
そこでは参加者全員の点呼がありますので、必ず参加してください。
入浴後は汗を拭き、別室のベッドで20分程休憩します。この休憩はホットダウンと呼ばれ、絶対に必要な事です。

旅程説明:ザルツブルグまではパック旅行も割りとあるのですが、そこから先になると途端に無くなってしまいます。
国内大手の旅行会社にパック旅行の有無を確認するもどこも扱っておらず、結局は個人旅行で行く事になりました。
私の辿った旅程は以下となります。日本国→フランス国→ドイツ国→オーストリア国→バート・ガシュタイン駅
ドイツまでは飛行機。後はバスと列車です。ドイツ:ミュンヘン空港までは22〜23時間あれば到着出来るかと思います。
ミュンヘン空港からミュンヘン中央駅まではバスで約1時間。ミュンヘン中央駅からザルツブルグ駅まで約2時間。
ザルツブルグ駅からバート・ガシュタイン駅までは約1時間30分となります。
バート・ガシュタインは保養地として有名ですが、人口5000人程度の田舎町です。
列車の数もそこまで多くないので、時間配分には十分な注意を。
宿泊場所からガスタイナーまでは、町内を走るバスかタクシーで行く事になります。
バスだと駅から乗車して4ユーロ程度。タクシーだと大体20〜25ユーロかかります。
私が行った時は3月だったのですが、まだとても雪が多く、町はスキーヤーで溢れていました。
スキーと避暑で有名な場所です。ガスタイナー目的で行かれるのなら、ハイシーズンは避けた方が無難でしょう。
食事する場所は駅を離れるとホテルしか無くなります。
駅近辺にはスーパーマーケットやパン屋、ファーストフード店があり、日本と同程度の金額で食料を購入可能です。
永友個人は、ピザとパンとリンゴが昼食&夕食で、ホテルの朝食で栄養補給しておりました。

入浴の感想:臭い!息苦しい!狭苦しい!
私が入浴した場所はステーション1a。湿度・温度ともに一番低い場所です。
トロッコから降り、坑道内に設置してあるベッドに寝ます。
水着着用必須のはずなのですが、全裸の人もいます。ある程度は自由みたいです。
混浴ではありますが、入浴者の年齢層はかなり高めなので、期待しても無駄です。
ベッドに寝て3分もすると、サラサラとした汗が滝のように吹き出てきます。心地よい汗です。
入浴開始20分後。担当医師が海パンにタオルという出で立ちで状態確認に来ます。医師に見えません。
「アーユーOK?」と問われたので、「OK!グッジョブ!」と思わず答えてしまいました。
医師は変な顔をしましたが、見なかった事にします。この時点で具合の悪い人は、途中退場も可能です。
汗臭いのと息苦しいのと狭苦しいのを我慢して、ベッドの上に寝る事1時間。
いつの間にか眠っていたようで、終了合図のサイレンで起こされました。
ベッドに敷いていたタオルは汗でズブ濡れだったのですが、不思議と汗臭くはありません。
坑道から帰り、別室でホットダウンしたら入浴は終了。シャワーを浴びたいとこですが、ここには無い模様。
サウナはあれど、シャワーがない施設。日本とは違いますね。
旅程の都合で1回しか入浴できなかったのが残念です。是非、もう一度、今度は4〜5回くらい入浴したいです。

北投温泉(台湾 台北市北投区)

長崎からの所要時間:約8時間程度
旅行費用(施設利用料除く):3泊4日で4〜8万円
施設利用料:北投青磺名湯・個室(1時間・350台湾ドル)
施設までの距離:北投駅より徒歩5分
風呂の種類:中規模大衆浴場、個室も有り。
持参する物:タオル、着替えなど。タオル等のレンタルはないようでした。
特徴:北投区の中でも屈指のラドン濃度を誇るラジウム温泉。
注意点:ph値が1〜1.2と、大変な酸性の湯なので入浴の際には注意する事。

旅程説明:台湾へはパックツアーが数多く企画されているため、旅行自体は楽に行けるかと思います。 ただ、北投温泉だけを主目的としたツアーは見かけませんので、自由行動時間を利用して訪れるのが良いでしょう。
パックツアーによっては、オプショナルとして北投温泉が選択肢に入る場合もあるようです。
台北市内を走るMRT(モノレールのような列車)に乗れば、安価で行けます。

入浴の感想:痛い!
世界で2ヶ所。北投石が出来る場所は台湾のここ、北投区と秋田の玉川だけです。
入浴施設の説明文を読みますが、ラドン濃度は書いてありません。書いてないだけなのでしょうか?
気になるのは大変な強酸性の湯、という事。phが1.1となってます。玉川毒水と同じphじゃないですか。
洗顔すると危険!と思いながら、何気なく顔を洗ってしまい・・・。顔面が面白い事になってしまいました。
もう、痛くて痛くて痛くてこの温泉がどれだけ効果的なのか実感するのが難しい程でした。
顔面以外に対してもとても強い温泉です。強烈に体が温まるので長湯は出来ません。足湯には丁度よいかも。

秋田玉川温泉(秋田県仙北市)

長崎からの所要時間:約25時間程度
旅行費用(施設利用料込):2泊3日で10万円程度
風呂の種類:中規模岩盤浴・強酸性湯大浴場(どちらも旅館:新玉川温泉内)
持参する物:旅館内の岩盤浴利用には着衣を受付でレンタルする必要あり(800円)
十和田八幡平国立公園で岩盤浴をする場合は、別途ゴザやタオルが必要。現地で購入可能か確認の必要有り。
特徴:玉川毒水と呼ばれた強酸性のお湯と、国立公園内や旅館内で行える岩盤浴が有名。
注意点:強酸性のお湯はとにかく刺激的でph1.2〜1.3なので、洗顔は厳禁。
十和田八幡平国立公園内での岩盤浴は、5月上旬〜11月下旬くらいまで行えます。

旅程説明:東京まで飛行機で、そこからは高速バスで移動。新宿発・秋田県大曲行きのバスに12時間乗車。
大曲駅から新幹線で田沢湖まで行き、そこから新玉川温泉までバスで約1時間。
バスを新幹線か飛行機に変えられたら、かなり時間節約出来ると思います。その分費用は増えますが・・・。

入浴の感想:気持ちいい!(岩盤浴)
宿泊が1月だった為、旅館内にある現場環境を再現した岩盤浴に入浴。30分ほど入浴し、思い切り汗を出しました。
サラサラした汗が後から後から吹き出ます。入浴後は少し体がだるい感じがします。
30分以上入浴する人もいますが、低温火傷や湯あたりする危険性がありますので、長湯は考えものです。

入浴の感想:しみて痛い!(強酸性湯)
入浴前、施設在中の看護師さんから「洗顔厳禁」と言われ、多少ビクビクしながら入浴しました。
酸性度が1.2と高いので誤って顔を洗うとタダレてしまう人もいるのです。
お湯に入ると体中にピリピリしみて痛い!原泉100%のお湯は私には強すぎるようです。
加水して50%濃度に調整したお湯に再度挑戦!今度はしみる事なく、ゆっくり入浴出来ました。
風呂から上がると、お肌がもうツルッツルになります。

鳥取県三朝温泉(鳥取県東伯郡三朝町)

長崎からの所要時間:約10時間程度(車での高速移動のみ)
旅行費用(施設利用料別):1泊2日で6万円程度(高速代、ガソリン代含む)
施設利用料:三朝温泉株湯(300円)
風呂の種類:小規模浴場(5〜6人程度)
持参する物:タオル、着替え
特徴:三朝温泉郷の中で、一番歴史が古く、お湯も熱い。
注意点:湯温が46.5度と高め。入浴する際には体を慣らしてからゆっくりと浸かりましょう。

旅程説明:ナビを頼りに自家用車で行く事にしました。諫早ICまでは一般道。後は殆どが高速道路です。
高速道路を降り、宿泊予定の旅館(三朝温泉中心地)までは約1時間30分程度でした。

入浴の感想:熱い!
9時間の連続夜間運転で疲れ切ってしまい、掛け湯もそこそこに一気に入浴!馬鹿な事をしました。
「あっつーー!」と思わず大声を出してしまい、他のお客様の失笑を買う事に。
ここ、三朝の株湯は三朝温泉の中でも最も古く、最も湯温が高い場所。入浴前に温度確認すべきでした。
お湯にならして再度入浴に挑戦。3分しない内に汗だくになりノボセてしまいます。
入浴後はあれだけ疲労した体が軽快に、むくんだ足もスッキリとなり、爽快な気分になりました。

飲泉場所:三朝温泉株湯飲泉場
飲泉の感想:塩味と僅かな苦味を感じます。
ラドン濃度:199Bq ナトリウム:165.1mg カルシウム:15.2mg
マグネシウム:1.4mg カリウム:5.1mg 硬度43.7(軟水) PH7.0
現地での取水は無料 販売・地方発送は無し

佐賀県熊野川温泉(佐賀県佐賀市富士町)

長崎からの所要時間:約3時間(車で一般道のみの移動)
旅行費用(施設利用料別):日帰りで5千円程度(ガソリン代のみ)
施設利用料:熊の川温泉ちどりの湯(500円)
風呂の種類:大衆浴場
持参する物:タオル、着替え
特徴:ぬる湯(38度)を宣伝している温泉です。体への負担がかなり少ない可能性有り。
注意点:湯温が38度とぬるいため、人によっては物足りなさを感じます。そのような人は仕上げ湯にも入りましょう。

旅程説明:ナビを頼りに自家用車でゆっくりドライブ。約3時間で到着です。

入浴の感想:ぬるい!
初めて知った言葉「ぬる湯」文字通りぬるい湯温の温泉です。入浴すると確かにぬるい。
ぬるいという事は、体の弱った老人や半身浴を楽しみたい方には最適な温泉です。
どれだけの時間入浴出来るか試したところ、余裕の1時間オーバー。ノボセはしませんが、疲れました。
出た直後は肌寒く感じますが、1分もしない内に体の芯からポカポカと温まってきます。
ぬる湯だけでは物足りない方の為に、湯温43度の仕上げ湯も用意してありました。
飲泉場所:温泉スタンド吉瑞泉
飲泉の感想:クセがなくて美味しい。ほんの少し土の香り
ラドン濃度:161Bq ナトリウム:51.3mg カルシウム:2.6mg
マグネシウム:0.0mg カリウム0.7mg 硬度6.5(超軟水) PH 9.4
温泉スタンドにて販売有り。10L100円。
ポリタンク等は持参。地方発送は無し。

岐阜県ロウソク温泉(岐阜県中津川市高山)

長崎からの所要時間:約9時間(自家用車と新幹線)
旅行費用(施設利用料込):8万円程度
風呂の種類:小規模浴場(男女ともに10名程度)
持参する物:タオル、着替え
特徴:日本最高のラドン濃度を誇るラジウム温泉。旅館の敷地内もラドンに満ちています。
注意点:湯量が少ない為、入浴は時間制限されています。何時でも入浴することは出来ません。



旅程説明:博多駅までは自家用車で高速使って3時間。そこから新幹線と在来線で約5時間。
恵那駅からタクシーで約30分。ロウソク温泉に送迎予約すれば、恵那駅まで迎えに来てくれます。

入浴の感想:心地よい!
1日に2回、お湯を全て入れ替えて新鮮なラジウム温泉を提供されている所です。
浴場には2ヶ所の浴槽があり、各5分ずつ入るのですが、汗が吹き出て止まらなくなる程に効果的。
少し休憩したら、飲泉場でラジウム水をゴクリ。う、あまり美味しくない・・・。
時間帯によっては、押し寄せる入浴客で猿の芋洗状態になります。
ゆっくりと入浴したい方は、ロウソク温泉に宿泊される事をお勧めします。
ラジウム温泉での湯治にとことん拘った温泉地です。
お子様を含めての家族旅行にはちょっと不向きかも。

飲泉場所:ロウソク温泉庭園内飲泉場
飲泉の感想:硫黄の香りと鉄の味がします。
ラドン濃度:7474Bq ナトリウム:50.4mg カルシウム:19.0mg
マグネシウム:0.2mg カリウム:0.5mg 硬度48.3(軟水) PH6.87
取水しての持ち出し厳禁。取水制限も有り。
地方発送は無し。
取水制限も有り。

番外編:ルルドの泉

※ラジウム温泉とは全く関係ありませんが、病も治す奇跡の水!と世界でも有名な場所なので行ってみました。
※全ての旅程は、東京都渋谷区の「空の旅」様に手配していただきました。
長崎からの所要時間:約30時間
旅行費用:15〜30万円程度
特徴:世界でも有名な癒やしの泉が湧く聖域。毎年数多くの巡礼者が訪れる事で知られています。
注意点:オフシーズンには営業店舗も観光客も極端に減ります。かなり寂しいですが、ルルドの泉をじっくり観光するのには最適です。



旅程説明:フランスのシャルル・ド・ゴール空港からパリ市内を経由してオルリー空港、
そこからタルブ=ルルド=ピレネー空港まで移動します。
オルリー空港からタルブ=ルルド=ピレネー空港までは80分程度。
タルブ空港からルルド中心部まではタクシーで40分程度です。
バスもありますが、オフシーズン中は運営していなかったりしますので、
最初からタクシーを考えた方が楽です。片道60ユーロ程度。

「聖母マリア出現の場所」として知られ、聖域に湧く「ルルドの泉」は奇跡を起すとして世界的に有名な聖地・聖域です。
年間数十万人以上もの巡礼者が訪れており、聖域にロウソクを捧げるロウソク行列には多数の方が参加されます。
ルルドの泉を調査すると、有機ゲルマニウムが含まれていたようで、これが人体に有効な影響を与えているのでは ないか?と推測する科学者の方もいらっしゃいます。
教会が認定した奇跡体現者(奇跡の為に病や怪我が完治したと思われる人)は、現在までに25名確認されています。
私が赴いた時期は本当に人が少なく、殊にアジア人は見当たらない状況だったのですが、奇遇な事に東京在住の 台湾人女性から話かけていただきました。少しだけ寂しさが和らぎました。
この方は、甲状腺機能障害があるそうで、もしかしたらここの泉が効くのでは?と確かめに来たのだそうです。
病を治したいと願う人たちにとって、ルルドは奇跡の地なのです。

飲泉場所:ルルドの泉取水場
飲泉の感想:ん?ちょっと硬いかな?美味しいとは言えないなぁ。
成分:不明
取水しての持ち帰りは可能。量に制限は有りません。
飲料水としては販売してません。聖水として世界中に販売中の模様。
10mlで200円程度。